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「事前勉強会」を開催 柳津町まちづくり政策提言プロジェクト(第3回)に向けて [地域再生・まちづくり]

先日、第3回となる柳津町でのまちづくり合宿(2015年3月30日、31日に開催予定)に向けて、渋谷で事前勉強会を行いました。当日どのようなテーマや内容でプレゼンを行うか、どこに意義があり、具体的な強みがあるかなどを議論しました。

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今回のリーダーを務める、東京大学文科二類の渋谷浩之君。

2013年夏から始まったこのまちづくり合宿も、じわじわと蓄積効果が現れてきました。学生の議論を一番後ろの席で聞いていると、開始した2年前に比べ、じつに柳津町での実体験をベースにしながら具体的かつ斬新な意見を戦わせているように感じました。

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3月30日の当日まで、もう一度、事前勉強会を開催し、いざ柳津町へ入ります!

八代市「緑の回廊線」を視察 [地域再生・まちづくり]

先日、熊本県八代市による「緑の回廊線」事業を視察・ヒアリング調査を行いました。メンバーは前日と同様、慶応義塾大学の一ノ瀬友博先生、日本大学の加藤一誠先生、学会事務局の方です。

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「緑の回廊線」とは、廃線となった引込線跡地と農業用水路を活用した、総延長6,850mになる自転車歩行者専用道路のことです。JR八代駅を起点に多くの高校・中学校・小学校そして住宅地等を巡って環状を描き、ちょうど「回廊」のようなことから、この名称が付されました。整備して以来、通勤・通学のほか、健康増進を目的としたジョギング・ウォーキング・サイクリング等を行うための環状ルート空間として広く利用されています。

熊本県八代市「緑の回廊線」整備事業(八代市ウェブサイト)へのリンク。

本事業の開始は平成6年、すでに20年間が経過しているとあって、回廊空間はすっかり定着しています。とくに回廊ルート周辺には小学校、中学校、高校が多く設置されており、生徒の安全性の高い自転車通学路としての利用価値が高いように感じました。

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実際、市の担当職員のご説明を受けながら回廊を八代駅に向かって歩きましたが、用水路からの豊富な水を回廊のすぐ脇に流し、子供の水遊びの場を提供したり、要所に屋根つきのベンチを設置するなどの工夫がなされていました。自転車と歩行者との接触等の事故も無いに等しいとのことで、それも20年間の経過によって市民に浸透していることをうかがわせます。

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世界的にみても、例えばニューヨーク市のど真ん中、マンハッタン地区にある廃線の利用による憩い空間として知られる"High Line"(ハイライン)があります。

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「ハイライン」は、その名の通り高架線の再利用事業とあって、ビルの4階くらいの高さを歩きます。マンハッタンの街並みを無料で眺望できます。要所には、階段状にしたベンチを設置。この日は3月の寒い日でしたが、多くの市民や観光客が集まってます。

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ちなみに「ハイライン」は現在、さらに北に向かって拡張工事を行っています。


鹿児島市 電軌道敷緑化整備事業を視察 [地域再生・まちづくり]

先日、鹿児島市による電軌道敷緑化整備事業の現場を、学会の研究調査の一環で視察してきました。慶應義塾大学の一ノ瀬友博教授をPJリーダーに、日本大学経済学部の加藤一誠教授、そして学会事務局の方とご一緒しました。

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訪問・ヒアリング先は鹿児島市建設局建設管理部公園緑化課。課長の池田格氏をはじめ4名の担当職員の方々との質疑応答のあと、市内の軌道敷緑化事業の現場をみました。実際に路面電車にも乗車しました。本事業は平成18年度から開始され、現在は鹿児島駅から郡元電停交差点までの区間、高見馬場交差点から涙橋電停までの道路併用軌道区間の約8.9kmが緑地化されています。

鹿児島市電軌道敷緑化整備事業(鹿児島市ウェブサイト)へリンク

ヒートアイランド現象の緩和と都市景観の向上を実現することを目的とする本事業は、近年我が国で注目されている路面電車の積極的活用による都市再開発(コンパクトシティ化等)の事例の一つとして位置づけられますが、とくにヒートアイランド現象の緩和効果はエビデンスで実証されており、また騒音の軽減効果も確認されているようです。

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鹿児島市の玄関口「鹿児島中央駅」(九州新幹線の最南端の駅)のすぐ前に広がるオープンスペースに出ると、その緑地化された路面電車軌道敷がすぐに目に飛び込んできます。今回視察した冬(2月)でもその緑のインパクトは大きく、夏にもう一度訪問してみたい気持ちにもなりました。

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しかし、都市交通トータルでの課題もあるように感じました。
それは、バス事業との関係です。市は路面電車を都市交通の基軸に据え、ヒートアイランド緩和とCO2削減を実現する一方で、大量の大型バスの運用によりその効果を相殺している部分を否定しえません。もう少しバスとの交通モード間調整・最適化をはかる必要があるかもしれません。市内を視察した際、市バスに加えて民間のバス事業者が多く存在しており、大型バスがあたかもパレードするかのように連続走行する光景が頻繁に見受けられます。時間帯や路線にもよるとは思いますが、路面電車のほうが乗車率が高いように感じました。

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とはいえ、路面電車の軌道敷緑化事業は、今後の都市交通における多面的な機能の可能性を示唆していると感銘を受け、たいへん意義深い出張になりました。

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