So-net無料ブログ作成
検索選択

塙ゼミ今年度の研究課題(3つの自治体での現地調査) [塙ゼミの研究活動]

今年度、塙ゼミは忙しい。

塙ゼミとジョイントゼミで交流のある法政大学現代福祉学部教授・水野雅男ゼミと共同の研究調査として、今年度は下記の3つの地方自治体から委託を受け、集落活性化のための現地調査や実践的な政策研究を進めています。

1.新潟県「大学生の力を生かした集落活性化事業」採択、小千谷市での現地調査
2.福島県「奥会津5町村地域活性化デザイン」による奥会津での現地調査
3.山梨県富士河口湖町「本栖湖みらいプロジェクト」(総務省「過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業」による現地調査等)

上記の3プロジェクトは全て、県または町が旅費等の経費を負担してくれる委託型の調査事業です。1と3は、法政大学水野ゼミとの共同調査、2は会津大学短期大学部の高橋延昌ゼミや拓殖大学との合同調査です。

1の「新潟県・小千谷プロジェクト」では、つい先日第1回目の現地調査(1泊)を実施したところです。学生は「人生初の」フィールドワークでしたが各々問題意識をもって積極的にヒアリング調査等を行いました。そして先週のゼミでは、1年生のゼミ見学者も参加する中で、現地調査の成果や課題を報告してもらい、皆で共有し、次回に向けて課題を整理するなどしました。さらに今後、3回にわたって小千谷に入って調査を進めます。


今回、宿泊先として提供していただいた小千谷市真人地区にある「空き家」。空き家といっても電気、水道、キッチン等の生活インフラは完備。
P1100551.JPG

さっそく市役所や町内会など地域の方々との顔あわせ、自己紹介、概況整理を行いました。
P1100463.JPG

今回、小千谷市(真人地区)側からの要望として、集落活性化の拠点として位置づけられている「真人ふれあい交流館」。中に入って視察すると、1階には立派な厨房とレストラン空間、2階には100名以上収容できる大広間もある施設。現在は月2回だけ農家レストランとして開館。
P1100498.JPG

その「真人ふれあい交流館」すぐ隣に立地する「真人温泉」。この地区最大の集客施設だったが、3年前に廃業。この廃業にともなって当交流館も閉鎖、現在にいたる。
P1100531.JPG

この施設を、そしてこの地域全体を、どう「再生」させるか。学生の「感性」でその答えを是非出してほしい。
コメント(0) 

「第2回 人口減少時代のまちづくり」一般公開講演会のご案内 [塙ゼミの研究活動]

大月短期大学(塙ゼミ)では、昨年に続き「人口減少時代のまちづくり」一般公開講演・パネル討論会を開催します。本学学生のほか一般の方々も無料で参加できます。質疑応答の場も設けますので、是非ご参加ください。

poster.png

今年のテーマは「地域づくりの担い手と支援体制」です。基調講演者には金沢市など数多くの地域で市民主体のまちづくりの現場に詳しい法政大学現代福祉学部・水野雅男教授を、またパネル討論では総務省自治行政局・地域おこし協力隊理事官の中村俊介氏をお招きします。プロフィール等はポスターをご覧ください。

人口減少時代において衰退を余儀なくされる地方都市にあって、誰がまちづくりの担い手となるべきか、日本の様々な事例を交えながら、学生や一般の方々と一緒に考えます。
コメント(0) 

水野ゼミ×塙ゼミ「大学生の力を活かした集落活性化事業」に採択 [塙ゼミの研究活動]

 この度、集落活性化を目的として年間延べ10日間以上の現地滞在と調査研究や政策提言を、大学の研究室(ゼミ)に委託するという新潟県の事業「平成28年度 大学生の力を活かした集落活性化事業」に採択されました。
 ジョイントゼミで交流のある法政大学現代福祉学部の水野雅男教授ゼミと合同で申請したものが今回、採択されました。私たち水野ゼミ×塙ゼミは早速、新潟県の内陸部に位置する小千谷市に入り、現地の方々と交流やヒアリングをしながら調査研究を始めます。なお今年度は新規8件、継続4件という採択結果だったようです。

新潟県「平成28年度 大学生の力を活かした集落活性化事業」採択大学一覧はこちらへ

 塙ゼミは、財政学や地域政策論をベースに地方経済や地域コミュニティ活性化、過疎問題を含む集落活性化を共通の研究テーマとしており、今回の採択は大変貴重な機会となります。フィールドで通用するタフな人材、現実感覚と行動力のある有能な人材の養成を一層目指したいと思います。
 早速、塙ゼミでは、リーダー学生を中心に2グループに分かれ、小千谷市について様々な角度から下調べを始めています。意欲満々です。学生の主体的な調査力、行動力に期待しています。
コメント(0) 

ニューヨークの地下鉄、アッパーイーストの再開発 [都市交通]

巨大都市ニューヨークを、文字通りその地盤から支える地下鉄システム。その地下鉄の路線網の拡大は、まさに成長著しいニューヨークの今を映し出します。

現在進行中の地下鉄MTA「Q」線の延伸工事はその象徴です。Q線はニューヨークのクイーンズ区、マンハッタン区、ブルックリン区をつなぐ主要路線の一つで、ニューヨーク最大の観光スポット「タイムズ・スクエア」駅を擁します。通勤通学はもちろん世界のインバウンド観光客が利用するこのQ線は現在、「96st」駅まで延伸する大規模工事を進めています。
P1090345.JPG

P1090348.JPG

ニューヨーク市でも都市再開発の著しい「アッパーイースト」地区はミドル層が多く、彼らの多くは自宅近くでまずバスに乗り地下鉄4、5、6線に乗り換えて通勤するのが一般的でしたが、このQ線の延伸工事が完了すれば、アッパーイーストからウェストサイド、ミッドタウン等への通勤が飛躍的に改善されます。

1460940690188.jpg

この日、工事の進捗状況等を視察した際にお世話になった現場監督者の方です。
1460940668181.jpg

大都市ニューヨークの成長と利便性追求を象徴するこの地下鉄Q線の延伸工事は、ニューヨークが抱える大きな内政課題も含んでいます。次回はその課題について書いてみます。

コメント(0) 

第54回大月市生涯学習推進大会のお知らせ [地域再生・まちづくり]

第54回大月市生涯学習推進大会が、下記のポスターの通り開催されますので是非ご参加ください。私は、シンポジウムのコーディネーターを担当させていただき、3名のパネラーとのディスカッション、フロア会場との意見交換等を行います。

ohtsuki city lifelong conference.jpg

今年のテーマは「見つめよう!地域の力 ~粋な心で豊かな暮しを」です。地域の問題としてますます重要性をます福祉・介護の分野にスポットをあてて、行政や事業者、地域の活動団体の取り組みを通して、一人一人が自分と向き合い、自分に何ができるか、地域で何ができるかを考えます。

コメント(0) 

AASA(全米学校区長協会)カンファレンスへ [アメリカ社会・経済・財政]

今年のAmerican Association of School Administrators(AASA)の年次カンファレンスは、2016年2月11日から13日にわたって、アリゾナ州フェニックスで開催されました。AASAすなわち「全米学校区長協会」は1865年に創設された老舗の協会で、全米14000以上の学校区から学校区長(superintendent)が集まり、アメリカの公教育(初等中等教育)の制度・政策の現状と課題、教育サービスの質的向上、生徒の学力向上を目的としている。

P1090604.JPG

今回フェニックスで開催された年次カンファレンスは、学校区長をはじめとする学校区の関係者に加え、州政府職員、大学の研究者、教育行政の官民協働にかかわる企業やNPO組織等も参加し、研究プレゼンテーションや質疑応答を行います。

カンファレンス会場にはアメリカの教育市場に関わる各企業がブースを出します。全米から集まった学校区長に自らの教育商品をアピールするためです。教材、ソーシャルメディア機材をはじめ、通学バス、学校給食にいたるまで、公教育システムを取り巻く様々な分野の企業がカンファレンス参加者を出迎えます。私もすべてのブースを回り、色々と情報交換を行うことができました。
P1090617.JPG

P1090626.JPG

徹底的に分権化されたアメリカ初等中等教育システムにおいて、学校区長の権限は強大です。もちろん学校区の最高決議機関は、公選で組織された教育委員会、つまり地域住民です。しかしその教育委員会も教育行政の専門知識や全米ネットワークをもつ学校区長の存在を必要不可欠としているのが現実です。教育の地方自治や民主主義は知識や技術を前提としているといったところです。

次にブース展示場を離れ、各セッション会場に行きました。いくつのセッションに参加しましたが、教育サービスの質的向上を図る手段や政策のあり方を、アカデミックというよりは実践的な視点からのケーススタディが中心になります。なんともAASAらしいカンファレンスの雰囲気を味わいました。

P1090639.JPG

上の写真のセッションでは、私の研究関心のある教育政策形成の管理プロセスをテーマとしていました。最後の質疑応答では私も挙手し、フロア質問をさせていただきました。その内容は来年度の講義やゼミで紹介したいと思います。
コメント(0) 

法政大学「水野ゼミ」とジョイントゼミ [塙ゼミの研究活動]

先日、法政大学(多摩キャンパス)にお邪魔して、現代福祉学部教授・水野雅男先生のゼミとジョイントゼミを開催しました。地域経営まちづくり・地方自治を共通テーマとして水野ゼミ、塙ゼミ各々から学生が普段の研究成果をプレゼンし、質疑・意見交換を通じてお互いに刺激を得ました。

まず、地元のJR大月駅で集合写真。
housei1.JPG

電車に乗って西八王子駅まで行き、そこから法政大学行のバスに乗る。
そして法政大学(多摩キャンパス)に到着。
housei2.JPG

現代福祉学部棟に入り、水野ゼミの会場へ。
housei3.JPG

まず水野ゼミの学生がプレゼン。インターンシップ先での調査に関する報告をされました。現場から吸い上げた様々な課題を整理し、最後に提言を示されました。
housei5.JPG

次に塙ゼミ代表として、工藤君がプレゼン。
長野県白馬村の地方財政を分析しながら、まちづくりの発展に求められる景観規制や土地利用の課題を整理しながら、地域経済の成長の重要性をプレゼン。
housei4.JPG

最後に、両ゼミそろって記念撮影。まちづくりや地方自治を共通テーマに、学際的で刺激的なジョイントゼミでした。今後も継続します!
housei6.JPG
コメント(0) 

「桂川・相模川流域協議会 2015年度シンポジウム」コーディネーターとして参加 [財政問題]

去る12月6日(日)午後、「桂川・相模川流域協議会 2015年度 第21回シンポジウム」が大月市民会館で開催されました。

poster.jpg

私も今回、地元でのシンポジウム開催とあって、第2分科会「環境省の取組みと水源環境保全税(神奈川県)、森林環境税(山梨県)について ~私たちの税金の使い方を知ろう~」のコーディネーターとして参加させて頂きました。同分科会では環境省、山梨県、神奈川県から3名のパネリスト、学生を含むフロアの市民の方々との意見交換を行いました。石井大月市長も分科会に出席され、意見を述べられました。

s1.JPG

分科会は、会場に入りきれないほどの参加者の熱気であふれました。いわゆる「環境税」に関する両県の市民の問題意識の高さ、特に「県」という行政バウンダリーを超えた、水源から海までの「流域」という視座で今後どのような形で財源を確保し、政策を講じるべきか、という問題意識が高いことを改めて確認しました。現行では山梨県が「森林環境税」を、神奈川県が「水源環境保全税」をそれぞれ法定外目的税(超過課税)の形で課税しています。人口や資本の地域偏在等の理由により、両県の税収規模には大きな差があります。しかし行政の枠を超えた市民主導の「流域ガバナンス」なるものをどう構築し、「水」という自然資本をどう継承するかという問題意識の点では、両県とも共通しており、森林・河川保全体制の先進モデルといえます。

じつは、本学の学生も、シンポジウムの会場準備・運営の裏方として大変頑張ってくれました。私が担当する「地域実習」科目の受講生です。学生にとっていい経験になりました。

シンポジウム終了後、ステージに設置されたパフォーマンス用の薪を片づけ。女子、男子関係なく力仕事に取り組んでくれました。
s2.JPG

そして最後、シンポジウム関係者と学生みんなで記念撮影。お疲れさまでした。
s3.JPG
コメント(0) 

JR只見線沿線自治体(奥会津・5町村)地域活性化フィールドワーク [塙ゼミの研究活動]

9月5日と6日の日程で、JR只見線を擁する福島県奥会津エリアを研修フィールドとして、現地と首都圏の4つの大学の学生が集まり、学生が主体となって地域活性化に資する目的でプレゼン発表、県や町村職員、住民との意見交換、現地視察を中心にフィールドワークを行いました。福島放送(KFB)の密着取材を受けながら行われました。

JR只見線は、2011年の豪雨災害により一部不通となっており、現在も復旧のめどは立っていません。現地ではその復旧を要請する声が高まっている中で、今回私たちはどのようにしたら只見線の復旧を含む奥会津エリアの地域活性化を実現できるかを検討しました。

参加した大学は、会津大学短期大学部、東京大学、拓殖大学、大月短期大学の学生(全44名)、そして教員(6名)。デザインを専門とする学生と、経済学を専門とする学生が集まって地域活性化の可能性を具体的に探りました。主催の福島県(奥会津振興センター)や町村職員の方々がきめ細かいコーディネートをしてくださいました。

フィールドワークは柳津町(円蔵寺)から開始。次に、三島町にある「道の駅」では、この只見川の空中を飛ぶように走る橋梁の絶景を眺めました。霧がかかっていると、ベストショットだとか。
P1080870.JPG

実際にJR只見線に乗車。福島放送による学生へのインタビューも本格的に。
P1080912.JPG

不通区間となっている一番端の駅で下車。ここから、また貸切バスに乗って宿泊先のホテルへ移動。
P1080939.JPG

ホテル到着後、すぐに各大学ごとにプレゼン発表が始まりました。
P1080957.JPG

プレゼン発表前に、まずは参加学生同士、自己紹介、コミュニケーション。
P1080952.JPG

いよいよ大学ごとのプレゼン発表開始。トップバッターは大月短期大学、塙ゼミの学生!
滞在時間を可能な限り長くするためのアイデアを提示。
P1080969.JPG

次に東京大学のプレゼン。「観光利用」としての只見線の復旧シナリオを具体的に提言。
全国の観光列車の事例を引きながら、只見線の可能性を徹底的に探る。
P1080971.JPG

最後に全員で、昭和村「からむし工芸博物館」前で記念撮影。
P1080995.JPG

学生のみなさん、お疲れ様でした。
そして福島放送のクルーのみなさん、福島県や町村職員の方々にはお世話になりました。
コメント(0) 

(報告)一般公開講演会「人口減少時代のまちづくり政策」@大月短期大学 [塙ゼミの研究活動]

6月12日、大月短期大学・C201教室を会場に、岡崎昌之法政大学名誉教授を基調講演者にお迎えして、一般公開の講演会「過疎高齢化を越える新しいまちづくり」を開催し、盛況のうち無事終えました。学生はもちろん大月市役所の幹部職員や担当職員の方々、そして大月市の一般市民の方を含め、総勢180名が参加しました。

okazaki1.JPG

まず基調講演では、主として岡崎先生の長年の研究テーマの一つである「集落」の視点から、今後のまちづくりの方向性が語られました。「人間」が実際に生活をする空間としての集落の意味とその重要性について、国内外の事例を踏まえながら話が深まりました。岡崎先生が実際に過疎自治体に入り込んで政策立案や運営に関わってこられ、その豊富な経験に裏打ちされた説得力ある内容でした。講演後半は、時間の関係で事前に用意された多数の現場のデジカメ画像を見ることができませんでしたが、それでも参加者全員がその強いメッセージ、インプリケーションを得ることのできた貴重な講演会でした。

okazaki2.JPG

そして講演後は「質疑応答」の時間を設けました。学生、一般の方々から岡崎先生に直接質問をする貴重な時間でした。

okazaki3.JPG

最後に、岡崎先生から参加者や大月市への直筆のメッセージをもらいました。「”地域”こそ基本!!」とのこと、奥深い、重みのあるメッセージでした。

okazaki4.JPG

終了後、参加者から提出されたアンケート用紙をつぶさに拝見しましたが、参加者の方々が大月市という地方都市の今後の再生に強い問題意識があることが改めて浮き彫りになりました。今後も引き続き、人口減少や地域再生をテーマにした講演会の場を提供しながら、大学での研究成果を具体的に地域コミュニティに生かす体制や発信チャンネルを強化したいと思います。そして何よりも「社会と政策のリアリティー」を学生とともに研究し、行動したいと思います。

最後に、講演会の準備や当日運営まで、塙ゼミの学生が主体的に手伝ってくれました。ありがとうございました。
okazaki5.JPG
コメント(0)